【吐き気、下痢】
脳内のセロトニン濃度が変化し、消化器系に影響を及ぼすことで起こる場合があります。
【頭痛】
脳内の血管や神経に作用することで生じることがあります。
【めまい、立ちくらみ】
血圧が一時的に低下することで、特に急に立ち上がった際に起こりやすくなります。まれに意識を失うこともあるため、十分な注意が必要です。
【眠気】
神経に作用するため、眠気を感じることがあります。
【亀頭の麻痺感・パートナーへの影響】
外用薬の場合、局所麻酔成分の作用で感覚が鈍くなりすぎたり、成分がパートナーに付着して相手の感覚を鈍らせてしまったりする可能性があります。
【併用禁忌のおくすり】
特定の抗うつ薬(SSRI、SNRI、MAO阻害薬など)や抗菌薬、一部の痛み止め(トラマドールなど)との併用はできません。セロトニン症候群などの重篤な副作用を引き起こす危険があります。
【持病のある方】
心臓に特定の疾患をお持ちの方や、重度の肝機能障害のある方は、早漏治療薬を服用できない場合があります。事前に医師の診察を受けてください。
【アルコールとの併用】
アルコールと一緒に服用すると、めまいや立ちくらみ、失神などの副作用のリスクが著しく高まります。早漏治療薬を服用する際は、飲酒を控えるようにしてください。
【服用後の運転・機械操作】
めまいや眠気、失神などを起こす可能性があるため、服用後は自動車の運転や高所作業、危険を伴う機械の操作はしないでください。
【服用間隔】
どの早漏治療薬も、1日に1回までの服用とし、次の服用までは24時間以上の間隔をあけてください。
早漏治療薬は、正しく使用すれば症状の改善に有効な医薬品です。しかし、脳の神経に作用することに伴う副作用があり、特に特定の抗うつ薬などとの併用には重大なリスクが伴います。
安全な治療のためには、個人の健康状態や他に服用している薬を正確に医師に伝え、処方された用法・用量を厳守することが不可欠です。副作用が心配な方は、使用方法などを丁寧に説明いたしますので、まずはご相談ください。なお、処方には必ず医師の診察が必要となります。
本診療科目に用いるダポキセチンは、国内未承認の医薬品です。万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。